[オークランド(米カリフォルニア州) 21日 ロイター] - 米マイクロソフトは21日、顔の表情から感情を推測する技術の提供を中止し、顔認証サービスの利用を制限すると発表した。
同社は感情解析システムについて、少なくとも昨年から科学的根拠があるかどうか見直しを行ってきた。
アジュールAI部門のプリンシパルグループプロダクトマネジャー、サラ・バード氏はブログへの投稿で、こうした取り組みによりプライバシーについてや「感情」の定義に関するコンセンサス欠如などの重要な問題が提起されたと述べた。
既存の顧客は今後も1年間は、感情などを推測するAI機能を利用できる。
顔認証サービスについては利用に承認が必要となる。