[香港 20日 ロイター] - 中国のネットサービス大手、テンセント・ホールディングス(騰訊控股)は20日、メタバース(仮想空間)に注力する「拡張現実」(XR)部門の正式な立ち上げを社員に伝えた。関係者3人が明らかにした。

同部門は、ソフトウエアとハードウエアの両方を含むテンセントの拡張現実事業を構築することを目指し、テンセント・ゲームズ・グローバルの最高技術責任者(CTO)Li Shenがトップとなり、インタラクティブ・エンタテインメント部門の一部になる予定という。

部門の従業員は最終的に300人以上になる見通しという。同社がコストや人員削減を進めていることを踏まえると、比較的多くの人材を配置する。ただ、所属従業員数は業績に応じて調整される可能性があるという。

同社は年初に既に同部門を立ち上げていたが、今回正式に設立したという。

テンセントはコメントを控えている。