過熱する米インフレ、FRBが記録的「0.75%利上げ」を決定した深刻背景事情
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数週間前にアメリカに亘って戻った人から今日届いた情報です。
サンフランシスコ空港に着いて荷物を運ぶカートを借りるのに8ドルかかり、売店のミネラルウォーターが5ドルだったそう。そしてハンバーガーチェーンの募集広告は時給17ドル。いまやドル円は135円ですから、カートの借り賃は1000円以上、ミネラルウォーターは675円、バイトの自給は2300円。街中のレストランの値段なぞ、考えるのも恐ろしい。
国境が本格的に開かれて日本人が海外に繰り出すと、彼我のインフレ格差と円安が生み出した海外の物価の高さに目を剥くに違いありません。その一方、海外から日本にやってくるお客さんは何でも安く見え、日本の庶民には手の届かない高級ホテルに泊まり上等なレストランで食事して、元気に買い物をしてくれるに違いない。
インフレ率の低い国の通貨は次第に高くなってこそ購買力が保てるのです。米国のインフレも深刻ですが、円の暴落振りも日本の庶民にとって深刻です。FRBは必死にインフレと闘っているようですが、日銀は円安政策を止めるつもりは微塵もなさそうです。日本から世界を見た場合、諸国のインフレに円安効果が加わって、世界の物価は猛烈に上がっています。 (@@;