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[ニューヨーク 17日 ロイター]- - 米金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)証券は17日、インフレが高止まりする中、2023年に米経済がリセッション(景気後退)に陥る確率は約40%との見方を示した。

米連邦準備理事会(FRB)は今週開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で75ベーシスポイント(bp)の利上げを決定。1994年以来27年ぶりの大幅利上げに踏み切った。

BofA証券のグローバルエコノミスト、イーサン・ハリス氏は「FRBは大幅に後手に回り、追い付くために危険な賭けに出るという最悪の懸念が現実のものになった」と指摘。FRBは政策金利を4%を超える水準まで引き上げるとの見方を示した。

BofA証券のエコノミストは、金融引き締めの影響で景気が冷え込み、米経済成長率は23年下半期に約ゼロ%に鈍化すると予想。ただ、24年は「緩やかに」上向くとの見方を示した。

また、22年にリセッションに陥るリスクは低いとした。

世界経済については、インフレのほか、ロシアによるウクライナ侵攻や中国の新型コロナウイルス抑制策などを背景に、成長率見通しを3.2%に下方修正した。