隈研吾氏デザインの愛知県新体育館にバリアフリーの大問題 26年アジア大会に影響も
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私的な目的で建設される施設ならば、デザイン性を重視資するがゆえに、多様性への配慮が欠けてしまっても、「そういう場所」と割り切ることもできるかもしれない。ただ「公共性の高い施設」では、まず初めに「多様性に配慮した設計であること」を重視したうえで、デザイン性を追求するべきで、順番が間違っていると思う。
先日、高知県の北西部梼原町にある、隈研吾氏が設計した図書館「雲の上の図書館」を訪れたが、そこでも、階段をデザインとして活用し、階段上にたくさんの本が並べられていた。
もちろん、2階へ移動できるエレベーターはあるのだが、車いすの人は、1階と2階の間にある本に、どうすればアクセスできるのか、気になった。もちろん、在庫検索システムがあるので、それを使って調べたうえで、スタッフの方にとってもらうということもできるだろうが、自分の目でいろいろ確かめたい人には不便だと思う。
もちろん居心地のよい空間で、階段をうまく活用している事例だとは思うが、
あくまでも、それは手足が問題なく動かせるからこその発想。
機能性とデザイン性両方を追求することは難易度が高いのだと思うが、これからの時代の建築家、デザイナーの方には、機能性とデザイン性の双方を満たすデザインの追及をしていってほしいと思う。肩書はともかく隈研吾さんは「建築を題材にした芸術家」であって「建築家」ではないよな。
施設含めて芸術品として鑑賞する目的なら良いけど、恒常的に利用する施設を任せられる人ではない。
有名な建築家だから話題の種として任せるところが多いけど、使い勝手は二の次な建築家だと理解して依頼してほしいわ。