不妊治療に携わる専門職育成へ 新たな施設の開所式 山梨大学

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• 秋田 夏実

  みずほFG 執行役、東京大学(駒場) ・立教大学経営学部運営諮問会議委員、日本学術振興会男女共同参画推進アドバイザー

  ・2022年06月15日

  高度生殖医療(ART)において、培養技術のレベルは非常に重要です(例えば胚盤胞にまで培養できるかどうかなど)。
  そしてその技術のレベルは施設によって大きく異なります。胚盤胞にまで到達した受精卵の移植を希望しても、初期胚での胚移植にしか対応してくれない場合には、その施設の培養技術が低い可能性があります(胚盤胞と初期胚とでは、胚盤胞の方が妊娠率が高いのです)。因みに高い培養技術で知られるKLCは、培養士の質も量も、設備も、やはりずば抜けています。
  胚培養士の育成の重要さは、まだ広く認識されていませんが、これから益々重視されるようになるでしょう。