アドビ、「Photoshop」のウェブ無料版をテストへ
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注目のコメント
すべてのプロダクトにおいてサブスクリプション型やフリーミアムモデルが正しい訳ではないですが、プライシングについて“これまでそうだから”と頭をカチカチに固定して考えずに、変更も辞さない意識を持つことが大切ですよね。マーケティング手法なりメッセージは変えるのに、セールスの核たる価格を変えない理由はないのですから。
アドビができてそれより小さな会社ができないハズがない、という心持ちで取り組みたいものです。弊社もプライシングは市場環境や競合、そして自社の原価率などを常に意識して見直しを繰り返しています。話は逸れますが、「アメリカではCreative Cloudが導入されている学校が多い」旨を書かれた方がいたので、少しだけ学校向けライセンスについてコメントさせてください。
実は日本でも、小中高校向けに、ユーザー1人あたり年間約500円でライセンスが提供されています(導入にあたっては一定以上の学生の加入が条件です)。この価格設定には、児童・生徒の将来のために、クリエイティブなスキルを早期から身につけることを支援する目的があります。
https://www.adobe.com/jp/education/k12.htmlAdobeはサブスクに切り替えてから業績が右肩上がりを続け、過去最高益を毎年更新するという状況です。一方でクリエイティブの現場ではAdobe離れが進み、Davici ResolveやAffinityなどに代替が進みつつあります。印刷業界ではAIデータ納品(Illustrator形式)が一般的でしたが、今は殆どの印刷所がPDFを受け入れています。今後はクリエイティブの現場から益々Adobe離れが加速することが予想され、今回の無料(フリーミアム)は、その布石を打ったように見えます。