[ウェリントン 14日 ロイター] - サモアのフィアメ首相は14日、中国が太平洋島しょ国と安全保障協定の締結を目指していることについて、太平洋諸島フォーラムの場で検討すべきとの考えを示した。

中国はソロモン諸島と安保協定を締結し、太平洋島しょ国とも包括的な安保協定を呼びかけている。一部の島しょ国や米国、オーストラリア、NZなどは中国が南太平洋地域で影響力を強めることへ警戒を強めている。

フィアメ氏はニュージーランドのアーダーン首相との共同会見で太平洋諸島フォーラムに言及し、太平洋地域の安全保障でわれわれが何を望んでいるかという広い文脈において検討すべきだと述べた。

同フォーラムは7月中旬にフィジーでの開催が予定されている。

アーダーン氏も同フォーラムの場で地域の合意下で検討されるべきとの認識を示した。