バイデン氏、インフレ「しばらく」続く可能性 5月CPI受け
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「ロシアのウクライナ侵攻でエネルギーや食料の供給が混乱し物価上昇圧力に拍車がかかった」というのは確かですが、原油と穀物の純輸出国である米国は、価格の上昇で交易条件が改善しています。日欧と比べればまだしも環境は良いはずで、コロナ禍とウクライナ侵攻で生じた供給制約がインフレの主因なら、それが一巡すれば物価は落ち着くと見て良いんじゃないのかな (・・?
米国の物価上昇の危さは、インフレは起きても短期的と主張して行ったバイデン政権の巨額の財政支出とFRBの金融緩和正常化の遅れが、過度の消費需要を生み人々のインフレ心理に火をつけて、インフレと賃金の悪循環を生んでしまったところにあるように感じます。制御できないインフレは多少のデフレより庶民にとって遥かに怖いというのが人生で何度かインフレを経験した私の実感です。
こうした事態に至ると警告したサマーズ元財務長官に強く反論して巨額の財政支出を推し進める米国政府とそれを後押しするFRBに危うさを感じていましたが、やっぱりなぁ、というのが印象です。過度の景気刺激は経済の振幅を大きくして中長期的な成長を寧ろ阻害する方向に働きます。他山の石とすべきところもありそうな・・・ (・・;インフレがしばらく続けば、中間選挙にはどんどん不利になっていく。何らかの手を打つ必要はあるが、ロシア制裁を緩めるわけにもいかず、コロナ後の経済再開を止めるわけにもいかず…。バイデン大統領、八方ふさがり。
米政権やエコノミストの多くは当初、インフレ圧力は「一過性」で新型コロナウイルス禍からの回復が進むにつれて緩和すると考えていたが、ロシアのウクライナ侵攻でエネルギーや食料の供給が混乱し物価上昇圧力に拍車がかかった。と、記事に書いてある。
情報バイアス、時間的なバイアスが、5月以降かかっていたのだろう。
米政権にとっては、痛い!インフレ率。秋の中間選挙までに沈静化しなければ、この後の政策運営に支障をきたす可能性がある。
今月のFOMC。予想以上の金融引き締めを発表するかもしれない。ここまで、後手にまわっていると、批判されている。
一段と超タカ派姿勢に転じるかもしれない。為替は、ドル高へ?円全面安が進むかも。
波乱含みの1週間だ!