書き手は選手の心のどこまで入り込めるか？

コメント

注目のコメント

• 木崎 伸也

  スポーツライター

  ・2014年11月29日

  『ラスト・ワン』読了。衝撃でした。ラストの一文を読んで、読み終わったはずなのに、また新たなストーリーが始まり、頭の中でいろいろなことが渦巻き始めました。かくも人生はつらいものなのか、かくも人には窺い知れない心の階層があるのか、そしてそこに至ってしまったときの儚さが心を突き刺しました。間違いなくスポーツノンフィクションの新たな扉を開く作品ではないでしょうか。同時に、ここまで心の階層を下りる作業を自分にできるのか、という戦慄も覚えております。
• 寺前 秀一

  人流・観光研究所長 (観光学博士)www.jinryu.jp

  ・2014年11月27日

  スポーツ選手の心の中は非言語世界でしょう。言語ならまねができます。その非言語世界を言語で表現するライターは、芸術家です。読む人の感性を探って書いているのでしょう。
• 佐々木 紀彦

  PIVOT CEO

  ・2014年11月27日

  沢木耕太郎のノンフィクションが、カシアス内藤の人生を大きく変えたように、本物のノンフィクションは筆者と取材対象者と読者の心に深く刺さる。『28年目のハーフタイム』をむさぼるように読んだ人間としては、「150倍」と言われると、読まざるをえません（笑）。