[香港 7日 ロイター] - 米シティグループは、アジアの法人向け金融部門で今後数年で3000人前後を新規に採用する。

アジア太平洋部門のピーター・バベジ最高経営責任者(CEO)がロイターとのインタビューで明らかにした。

同行はアジアの消費者金融業務から撤退しており、法人向け金融部門とウエルスマネジメント部門を成長の柱とする方針。

法人向け金融部門には、貿易金融、キャッシュマネジメント、決済、カストディーサービスなどのコーポレート・バンキング業務や商業銀行業務、投資銀行業務が含まれる。

同行は昨年、ウエルスマネジメント部門で2025年までに約2300人を採用する計画を発表している。

今回の新規採用は香港とシンガポールが中心となる見通し。

同CEOは、中国で富が蓄積されており、富の拡大が続いていると指摘。中国の経済的・地政学的な課題は短期的なもので、同行の戦略に変更はないとも発言した。