「TSUTAYA」返本減へ自動発注 7000万会員データ活用
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売れる本だけ売る本屋がふえていく
返本も減る一方で、本屋の個性は現在のお客さんの嗜好に依存するため、欲しいと思った本はあるけど、思ってもなかった本との出合いも併せて減ってしまう
AIに基本は頼りつつ、これは!という本をみつけて展開する本屋の努力が必要になってきます。個人書店と超大型書店だけでなく、中堅が生き残れる工夫を積み重ねていきたいですね
鳥取の本屋さんはインスタを積極的に活用してます。地域と人々とつながり、みんなで本屋をつくっていくことは1つの答えかもしれません
ブックヤード
https://www.instagram.com/reel/CeQb4vJDDQ_/?igshid=YmMyMTA2M2Y=記事にもあるように、本来は仲卸の取次の役目である適正配本が機能しなくなっています。取次の役割は物流だけではないはずですが。
書店も減っているが、出版社も減っています。紙の本の市場縮小に歯止めがかからない中、コンテンツメーカーとしての出版社が生き残る道はどこにあるのか模索が続いています。
漫画とタレント本が売れ筋と言うのでは、先々の多様性維持は願うべくもありませんね。
さてマガジンxをどうするのか。データ活用いいですね!うまくいってもらいたいです。
記事にもありますが、出版業界は買取、返品自由の業態です。
小売側(書店)は余ったら返品すれば良いのであまり考えず発注する。メーカー側(出版社)は書店からの返品により返金するための資金を稼ぐために新刊を発行する。そのような悪循環かつ自転車操業的な経営状態となっている企業が多いのが実態です。
以前出版社のデータ分析をした際に、発売後1週間の売れ行きでその後の売れ方が大体分かることが導き出されました。もちろんビジネス書なのか教育本なのか趣味本や小説など、カテゴリによって変わってきますが、全くと言っていいほどデータ活用できていない業界なので、今回のTSUTAYAの取り組みにより一定の効果は出るはずです。
ただ、その効果というのは主に無駄を省くような効率性への寄与になるかと思います。例えば、しなくても良い追加発注を防ぐ、などです。
ただこれだけだとコスト削減には繋がりますが、重要な売上アップにはなりません。ぜひ、「もっと売れるはず」という成長余地を導き出していただき、今までであれば棚の奥にあったけど前面や平積みすることで売れるという市場創造に繋がると、出版業界が好きな身としては嬉しいです。