[1日 ロイター] - 米金融大手ウェルズ・ファーゴ(Wファーゴ)のチャーリー・シャーフ最高経営責任者(CEO)は1日、連邦準備理事会(FRB)が経済のソフトランディング(軟着陸)に向けて政策運営することは「極めて困難」になると警告した。

「ソフトランディングというシナリオは、今のような環境下では達成が極めて困難だ」と指摘。「インフレ抑制に景気は減速する必要がある。短期間の景気後退があったとしても、それほど深いものではなく、その間に多少の痛みはあるだろうが、全体として見ればそこから皆がうまく抜け出すだろう」と述べた。

また、全体的に個人消費は堅固だが、成長が鈍化していると発言。「企業は依然として支出しており、在庫を増やしている。われわれは消費者と最終的には企業が弱体化すると予想している。これはFRBが意図していることの一部だが、できれば建設的な方法を願う」とも語った。