[ヘルシンキ 1日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)への加盟を目指すフィンランドとスウェーデンの北欧2カ国は1日、反対するトルコとの協議を継続する意向を示した。

フィンランドのハーヴィスト外相は記者団に対し「スウェーデンと共に、トルコの疑問について調査し準備する」と述べた。

スウェーデンのアンデション首相はストックホルムでのイベントで、近い将来、トルコとの建設的な会談が行われることを期待していると述べた。

トルコは、北欧2国が武装組織クルド労働者党(PKK)などトルコが指定するテロ組織に関連のある個人を支援していると主張。2019年に両国がトルコへの武器輸出を停止したことも加盟反対の理由に挙げている。

NATO加盟には現在の加盟国30カ国の全会一致の支持を得る必要がある。