[ベルリン 1日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が1日発表した4月の独小売売上高指数は、実質ベースで前月比5.4%低下した。食品価格が大幅に上昇したことが背景。

ロイターがまとめた市場予想の0.2%低下を下回った。

食品店の4月の売上高は前月比7.7%減。1994年の統計開始以降で最大の落ち込みとなった。

繊維・衣料・靴・革製品販売と百貨店・アウトレット販売は、新型コロナウイルスの流行で店舗が閉鎖されていた前年同月との比較では大幅に増加したが、前月比ではそれぞれ4.3%減、7.0%減だった。

IFO経済研究所の5月の調査によると、小売店の80.1%は、中国のロックダウン(都市封鎖)の影響で供給制約が悪化し、注文した商品を全て入荷することはできないとの見通しを示した。