購買データの提供でECの買い物がお得に、元Facebook Japan本部長が挑む「個人に眠るデータの発掘」
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DIAMOND SIGNAL 大崎さんにマインディアの事業についての記事を書いていただきました。
Facebook(Meta)に在籍していた頃から、「個人とデータの関係はうまくアップデートできるのでは」「個人と企業の関係もデータを媒介にすることでよりなめらかにできるのでは」という問いを考え続けていて一つの答えがPintのアプリとEC購買のデータになっています。
今後はPintを成長させつつ、データ解析基盤の強化、中長期的にはデータを活用したプロモーション領域へのチャレンジ等を進めていく予定です。
なお、記事にも出ていたFetch RewardsにはFacebook時代に一緒に働いたことのあるDavid SommerがBiz Sideのトップとしてジョインしており、WSJの記事にもなりました。地域こそ違えども、2人とも同じ購買データの領域でチャレンジをしていることに不思議な縁を感じています。ユーザー自ら購買データを提供してもらうことには多くの企業が注目している気がしますが、現時点でうまくいっているプロダクトはまだまだ数少ないと思うので今後の事業拡大が楽しみですね。
マインディアはすでに資生堂ジャパン、江崎グリコ、トヨタコネクティッド、ライオン、メルカリ、Meta Platformsなどを顧客に抱えており、今月にはtoC向けのアプリ提供も始めたようです。そして、今回KUSABIをリード投資家に複数のVCや事業会社から約5億円の調達を発表しています。
マインディア コーポレートサイト:https://corporate.minedia.com/
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000054552.html
後でアプリをインストールして見てみようと思ったら現在はAndroid版のみでした...。iOS版を楽しみに待っています!ユーザーが購買データなどを自ら提供することで、ECサイトの買い物が特になるアプリを展開。ここで収集したデータを企業に提供していくことで、収益を上げていくビジネスだそうです。
海外ではユニコーンのFetch Rewardsが近しい仕組みを提供しており、4月には2.4億ドルを調達するなど事業を急拡大しているとのこと。企業にとっては消費者の購買データや行動データは重要な資産になる反面、現在は大手ECプラットフォームなどにデータが蓄積されてしまっている状態。ユーザーの声やデータを直接集められる仕組み自体にはニーズがあると思うので、持続的にデータを集められる体制が作れるかどうか、今後の展開が気になります。