「国民皆歯科健診」検討開始へ 骨太方針
産経ニュース
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健診は医療費を増やします。『健康の経済学ー医療費を節約するために知っておきたいこと』(中央経済社)
不健康でいたいと思う人はいない。そのため増える医療費をどう抑えていくかと言う視点で医療政策を見ていく必要があります。
ちなみに、労働安全衛生法第66条に基づき、労働者に対して、医師による健康診断を実施しなければなりません。 この義務に違反した場合労働基準監督署から勧告や指導が入ることがあり、事業主は50万円以下の罰金が課せられることがあります。歯科も入ってくるのでしょうか。最も効く有効な手段は健保の自己負担額を年に最低2回の検診受診をしなければ、100%に引き上げるというもの。既に実施してる国はある。
「歯の健康を維持して他の病気の誘発も抑え、医療費全体を抑制する狙い」
(@@。
人間いつかは死ぬものです。そして死期が近付けば、自ずと医療費が嵩みます。予防医療を進めて寿命を延ばしても、死期が先に延びるだけで、生涯を通じた医療費の抑制に繋がるとは思えません。健康寿命を延ばして長生きする喜びを脇に置いて医療費全体への影響のみを考えるなら、寿命が延びて高齢者が増えて医療費が嵩む分だけ、現役世代が負担する保険料が膨らむことになりそうな気がします。
歯の健康は大切で、私はこまめにチェックを受けています。とはいえ「医療費全体を抑制する狙い」は国民受けを狙った瞞着で、歯科医師業界の新たな利権づくりの匂いを感じないでもないけれど・・・ 「日歯の要望も受けてプロジェクトチームを立ち上げ」というところに、そうした背景が如実に表れているような気がします (・・;