回転ずしに値上げの波=円安で食材高騰、1皿100円困難に
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注目のコメント
スシローに続いて、元禄寿司とはま寿司と値上げへ。
スシローの値上げを皮切りに、他の大手回転寿司チェーンも値上げに踏み切りやすくなったのかと思います。その他チェーンは現状値上げをせず据え置き。
個人的には価格競争で差別化するのではなく、安定した独自のサプライチェーンの強化、原価率の高いメニュー、低いメニューの組み合わせ幅を広げるなど、価格以外の要素で多様化していくほうが、業界全体の持続性としては重要なのではないかと考えています。川上領域を強化して仕入価格固定期間を長く設定できたか。また養殖比率を高め安定供給の体制を作ってきたか。回転寿司と見ても各社流通部分への取り組みは差があるので今後の注目点にもなります。
くら寿司の価格据置きは、オーナー企業ならではの判断と思料。経営環境を見誤ると、近い内に取り返しのつかない事態になるのではないでしょうか。常識のある幹部や社員は、この判断をどう思うのか。そしてどのように行動を起こすのか。外食産業は、ひとが根幹。ひとがいなければ何もできません。