貧しくなる米国、「資産ショック」で5兆ドル消失-9兆ドル目減りも
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金融緩和と財政支出が長く続いて資産価格は実体経済を超えて大きく上昇しています。そんななか、需要が供給を越えて久方ぶりに過度なインフレが起き、資産価格の下落に目を瞑ってでもインフレ退治せざるを得なくなりました。上がり過ぎた資産価格が一定程度調整されるのはいずれ避けがたいところでしょう。
金融緩和と財政拡大で過度に景気に介入すると、景気の波を却って大きくして中長期的な成長力を削ぐというのはかつて一つの常識でした。久方ぶりにそうした教訓を思い出すことにならなければ良いけれど・・・
とはいえ増えた資産が減るだけで潜在的な成長力を維持する米国は、たとえ景気が一時的に後退しても、まだまだ豊かな未来がありそうです。貧しくなることを本当に心配しなければならないのは、経済が本質的なところで成長力を失って賃金が上がらぬ中で円の価値が急落し、世界の中で所得そのものが急速に細っている我が国の方かもしれません (・・;