[アムステルダム 17日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁は、ECBは7月に25ベーシスポイント(bp)の利上げを実施すべきだが、大幅利上げの可能性も現時点で排除すべきではないと述べた。

オランダのテレビ番組「カレッジ・ツアー」で述べた。

総裁は「現在、最初の利上げは7月21日の理事会との見方が織り込まれている。私には現実的だと思える」と発言。

ただ、今後数カ月の指標でインフレが「さらに広範化したり、累積している」ことが示された場合は、大幅利上げの選択肢を残す必要があるとし「その場合、大幅利上げも排除すべきではない。その場合、論理的な次のステップは50bpとなるだろう」と述べた。

金融市場は現在、年内に97bpの利上げがあるとの見方を織り込んでいる。