[16日 ロイター] - 米カリフォルニア州オレンジ郡ラグーナウッズの教会で15日発生した銃撃事件で、容疑者の男は中国と台湾の緊張を巡る不満から犯行に及んだ可能性がある。郡保安官が16日に明らかにした。

教会では事件当時、台湾系の信者による昼食会が開かれていた。銃撃により医師1人が死亡、その他5人が負傷した。

保安官によると、デービッド・チョウ容疑者(68)はネバダ州ラスベガス在住で中国出身の米国人。

保安官事務所は16日遅くに発表した文書で「容疑者は中国と台湾の政治的な緊張に憤っていた」とした。チョウ容疑者の車の中で、台湾の人々への嫌悪感を示すメモが見つかったという。

連邦捜査局(FBI)はヘイトクライムとして捜査を開始したとしている。