[イルピン(ウクライナ) 3日 ロイター] - ウクライナのイリーナ・ベネディクトワ検事総長は3日、ロシアはウクライナ侵攻にあたりレイプを戦術の一環として利用しているとし、ロシアのプーチン大統領は戦争犯罪を犯していると非難した。

ベネディクトワ検事総長は、ロシア軍が占領していた首都キーウ(キエフ)近郊イルピンを訪問。ウクライナ政府は、ロシア軍によるレイプや拷問のほか、その他の戦争犯罪の疑いについて情報を収集していると述べた。

検事総長によると、女性ばかりでなく、子どもや男性もレイプの被害者になった疑いがある。ロシアはレイプを戦略として利用しているかとの質問に対し「戦略だったと確信している」とし、「市民社会に恐怖を植え付け、ウクライナを屈服させるためにあらゆることを実施している」と述べた。

その上で、プーチン大統領はロシア軍の総司令官としてウクライナで起きたことに責任を負っていると指摘。「プーチン大統領は21世紀の主要な戦争犯罪者だ」と述べた。

ロシア大統領府からコメントは得られていない。