[東京 2日 ロイター] - メルカリは不安定な値動きとなっている。朝方は年初来安値(2146円=4月25日)を更新し2020年4月以来の安値水準となったが、その後プラス圏に浮上した。同社は4月28日、これまで非公開としていた2022年6月通期の連結業績見通しで、最終損益が86億円の赤字(前期は57億円の黒字)になると発表している。

市場では「業績相場へ移行する中、メルカリのようなグロース株は売られやすい。ただ、底打ち期待もあり、押し目買いと戻り売りが拮抗している状態」(国内証券)との声が聞かれる。通期の連結業績予想で売上高は前期比で増加したものの、米メルカリなどの新規事業におけるマーケティングや人材採用等の投資がかさみ、営業損益、経常損益、最終損益は赤字となる。