[ロンドン 22日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は22日、英中銀は経済に悪影響を及ぼすことなくインフレの急上昇に対応することができるが、その道のりは狭いと述べた。

ワシントンで開催されている国際通貨基金(IMF)のイベントで、英中銀は経済の「ソフトランディング(軟着陸)」を実現できるかとの質問に対し、「できる。ただ狭い道のりだ」と応じた。

その上で「狭い道のりを歩くことは可能だが、周りには多くの不確実性があり、だからこそ会合ごとに判断し、動向を見守る必要がある」と語った。

また、英中銀は政策金利を1%に引き上げた後に保有債の積極的な売却を検討すると発表済みだが、ベイリー総裁は市場が混乱している間は保有債の売却を停止すべきとの考えを示した。