第3回「図面を読み解け」 頼りは経験と想像力──トランスミッションチームの挑戦(前編)
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コロナ前に、ある会議のパネルで、統計的交差設計の終わり (が来るかも)、という話をしたのを想いだしました 全部品計測による巨大データが利用できるような時代には、「ピッタリ合う」部品同士のみを組み立てる、昔のfitterのような工程が量産で可能になるため、オーバースペックや規格外品によるムダが激減する(かも)って話でしたよ まあまあウケましたかねぇ
「部品を一つひとつ、手作業で削ったり磨いたりして組み合わせる、いわゆる「現物合わせ」という高度な技術を」1951年にトヨタが世に送り出した「トヨペット・レーサー」というレーシングカー。そんな幻のレーシングカーの復元プロジェクトに関する連載の第三回記事。
今回の記事ではトランスミッションを担当したチームに焦点を当てており、彼らと70年前の図面との間で起きた、2ヶ月間の格闘についてまとめられています。当時のレーシングカーの設計図は全て見つかったものの、設計変更までは記載されていない図面もあり、彼らは図面と格闘するだけでなく、トヨタ博物館から実車を借用し、教科書のような役割として参考にすることで復元に取り組んだそう。
70年前の設計書はメートルではなくインチ法が使われていたり、図面の感じが旧字であったりと、レーシングカーの販売当時と現在までの時代の流れを大いに感じました。このような格闘から生まれた現代版の「トヨペット・レーサー」は一体どんな車になるのか楽しみですね。
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今回は連載記事の第三回記事となるので興味を持たれた方は、第一回記事から合わせてご覧ください。
https://toyotatimes.jp/series/racing_car_restoration/050.html