生産拠点を消費地近くに移転させる「ニアショアリング」が活発に
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生産過程を省人化、自動化すれば人件費の差は問題にはならなくなり、むしろ、輸送費、モノとコミュニケーションの流れる時間がより重要になってくるでしょう。
コロナから国際物流が混乱し、また、米中関係も絡み合って、この傾向は進むと思われます。ニアショアへの動きは、モノ(貨物など)だけでなくサービス(役務)も同じだ。大きな理由は二つあると考える。
一つは、今回のウクライナへのロシア侵攻でのリスク回避。
もう一つは、サイバー攻撃に関連する事前防御。
日本の企業は、これまで中国、インドなどでのオフショア開発を推進してきた。コストが圧倒的に安いのと、エンジニアの確保が比較的容易であったからだ。
しかし、昨今の情勢からリスクが上がり、コロナ禍の影響も重なり、国内シフトする動きが一昨年から出始めている。
当然、開発コストも上がるので、高速開発手法や試験自動化ツールを活用して抑えるのが、現状かと。今後はベトナムやフィリピンの比率が、更に高まると予想。
人工ビジネスのひとつの転換期かも。資源に合わせて大移動が起こりそう。
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英「エコノミスト」誌の調査によると、2020年までは、40フィートコンテナ1個あたりの世界主要通商航路運賃が2000ドルを超えることはなかった。ところがいまでは、運賃が推定で5倍に膨れ上がっており、1万ドルと記録的な額となっている。