岸田首相に教えたい「労働者の賃金を上げる方法」
東洋経済オンライン
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「労働者がもっと交渉力を持つべきだ」ということだけのようだが、それを岸田総理に教えて意味があるのだろうか?そもそもそれで賃金が上がる保証があるかも不明だが、法改正などの制度変更によって労働者がより強い交渉力を持つことができるなら、どのようにやるのか具体策まで提示しなければ何の意味ない気がする。
「労働者の交渉力強化」が賃上げのための1つの方策であるのはそのとおり。
しかし、それは、岸田首相が影響力を及ぼし得るものではない。
及ぼし得るものとしては、最低賃金の引き上げがある。少なくとも、先進国の水準まで漸進的にも。これは、「及ぼし得る」というだけでなく、即効性の点でも効果がある。