[6日 ロイター] - 米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は6日、米連邦準備理事会(FRB)がより中立的な水準に向けて金利を引き上げるには「まだ時間がある」とし、5月の連邦公開市場委員会(FOMC)から利上げペースを加速させるべきとの見方に反論した。

メリーランド州商工会議所での講演で、0.25%ポイントずつではなく0.50%ポイントずつ利上げを実施することによって「FRBがより迅速に行動すべきかどうかについて多くの議論があった」と指摘。「インフレを抑制するために金利の正常化を望んでいるが、過剰に調整すれば、雇用に悪影響を与えかねない。中立的な位置に至るにはまだ時間がかかる。インフレと雇用はパンデミック(世界的大流行)時代の圧力やより最近ではウクライナ戦争の影響がなお大きい」と述べた。