[バチカン市 6日 ロイター] - ローマ教皇フランシスコは6日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)郊外で起きた「ブチャの大虐殺」を非難し、ブチャから送られてきたウクライナ国旗にキスをした。

教皇は、毎週恒例の一般謁見の最後に「ウクライナ戦争の最近のニュースでは、安堵と希望はもたらされず、ブチャの大虐殺など、新たな残虐行為がもたらされた」と指摘。

「この戦争を止めるべきだ。武器を黙らせるべきだ。死と破壊をまき散らすのを止めるべきだ」とし、民間人や無防備な女性・子供への残虐行為を非難した。

その上で、ブチャから書き込みのある汚れた国旗が5日に送られてきたと発言。「戦地から来た、まさに、あの殉教の町ブチャから来た」旗だとして、国旗にキスをし、聴衆に掲げた。数千人の聴衆からは拍手が湧き起こった。