国債金利7年ぶり引き上げ 財務省、10年物入札
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注目のコメント
既発の10年国債利回りが0.2%程度なので、表面利率を引き上げることには特に違和感はありません。米国10年債利回りは年初の1.4%から2.4%に上昇しています。コロナ禍脱却からの景気回復と、ロシアのウクライナ侵攻による資源価格の上昇がダブルで効いている状況です。それに比べると、日本の金利上昇は誤差の範囲ですが、今後どうなっていくか注視したいですね。
表面金利が低くて国債価格が額面を下回り過ぎると格好がつきませんから実勢に合わせて引き上げるのは然るべきところかと思います。令和4年度予算の消費者物価上昇率の前提は0.9%、名目経済成長率は3.6%です。市場実勢の金利は表面金利がどうあれ変わりませんが、それにしても、引き上げてなお0.2%という金利設定に、日銀が演出する低い金利に依存する政府の財政の在り方が見て取れます。長期金利は名目経済成長率を若干超えるくらいのところにあるのが本来の姿です。こんなところにも、日本経済の見通しの暗さを感じます・・・ ン? いかん、何かにつけて心の動きが暗くなっている。元気出さなくちゃ (^^;