[ラスベガス 1日 ロイター] - 自動車レースF1のステファノ・ドメニカリ最高経営責任者(CEO)は1日、先週の開催で近隣にミサイル攻撃があった上に人権問題への批判も絡むサウジアラビア・グランプリ(GP)について、今後も開催を継続する考えを示した。ロイターの取材に答えた。

先週のサウジアラビアGPでは、イエメンに拠点を置く親イラン武装組織フーシ派がサーキット近郊の石油貯蔵施設に攻撃を仕掛けて爆発炎上させる事件が発生。一時は本戦の開催が危ぶまれたが、協議の末にサウジアラビア当局から安全の保証を得たとしてレースの継続を決めていた。

ドメニカリCEOは、来年もサウジアラビアGPは開催するのかという質問に「そのとおり。日程に入っている」と返答。この決定はドライバーや関係者からの意見を基に決めたものだとした。

サウジアラビアは15年間の開催契約をF1と結んでいる。また、国営石油会社サウジアラムコはF1の主要スポンサーであり、アストンマーチンのタイトルパートナーでもある。