これまでとまったく違うヤバい円安が起きている
東洋経済オンライン
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「10年物国債金利の変動幅の上限0.25%を死守しなければ、日本銀行の政策、日本銀行が今後打ち出す政策に対する信頼が失われてしまい、金融政策による金融市場のコントロールが利かなくなることを恐れたため」というのは良く分かります。中央銀行が政策の予見可能性を高め政策への信頼を維持することは重要で、欧米の中央銀行も金融政策、特にフォワードガイダンスを修正する際は慎重かつそれなりの時間を掛けて市場と対話しています。
黒田総裁以前の日銀は、安倍元首相やリフレ派の経済学者、そしてメディアの論調に抵抗して2%いう明確なインフレ目標を掲げることをしませんでした。確定的な目標を一旦明示するとそれに縛られて金融政策が柔軟性を失うことになるからでしょう。2%のインフレ目標にしても欧米の中央銀行は目処として掲げているイメージで、それゆえインフレ率が2%に達しない段階で金融緩和の出口の議論も出来たのです。ところが黒田日銀は2%を確定的な目標として掲げ、政府が月例経済報告で日銀に2%のインフレ目標の達成を毎月々々求める状況に陥りました。更には長期金利について確定的な上限を公言する世界に稀な政策を取るに至り、自縄自縛が強まりました。
当初から危うさを感じていた私には、納得できるところが多々あります。少々扇情的な記事ではありますが、一つの警鐘として受け止める必要がありそうな・・・ (・・;