[ブリュッセル 1日 ロイター] - 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は1日、ロシア産天然ガスの供給を受けている欧州の企業に対し、契約でユーロまたはドルでの支払いが規定されている場合は、ロシアが要求するルーブルでの支払いに応じるべきでないとの見解を示した。

ロシアのプーチン大統領は前日、ロシア産天然ガスを購入する場合にルーブルでの支払いを義務付ける大統領令に署名し、支払わない場合は供給を停止すると表明した。

欧州委は現在、大統領令の分析を行っているとしながらも、契約でユーロまたはドルでの支払いが規定されている場合は、これに従うべきと指摘。「関連する契約の97%でユーロまたはドルでの支払いが明確に規定されている。こうした契約がある企業はロシアの要求に応じてはならない」とした。