NFTホワイトペーパー。ついに発表。
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NewsPicksに取り上げて頂き光栄です。「Web3.0時代の到来は日本にとって大きなチャンス。しかし今のままでは必ず乗り遅れる。」多くの有識者や起業家から異口同音に発せられた警鐘が、私たちプロジェクトチームの原動力となりました。新たなデジタル経済圏の覇権へ動き出した米国を初め、世界各国との熾烈な競争が加速しています。大勢の方のお知恵とご協力を頂きながら、白地に政策をデザインしていくプロセスの一端を皆様にも感じて頂けたら何よりです。ホワイトペーパー本文へのリンクもありますので、是非提言自体も読んで頂き、ご感想、ご意見など頂けたら嬉しいです!
自民党デジタル社会推進本部が政策提言。その内容よりも、Web3.0という政府もまだ政策案件としてつかみきれていない大型テーマについて、霞が関に案づくりを投げず、若い国会議員がPTを作って書き上げたという手法が目を引きます。
議論してホワイトペーパーを出すのはいいことですが、今これだけエネルギー不足が危機として叫ばれているときに、いったいどうやったら、NFTやブロックチェーン上のトランザクションがどれだけのエネルギー消費に値するか、何も言及しない議論ができるのか非常に疑問です。
例として、イーサリアムチェーンでNFTを鋳造するには約142kWh以上のエネルギーがかかり、同ブロックチェーン上の1回のトランザクションには平均238.22kWhかかります。対して、例えばVISAのトランザクション10万回にかかるのは148.63kWh、日本の平均家庭1世帯が1年間で消費するエネルギーは4,322kWh、1週間にすると83kWhです。つまり、NFTを1つ作るだけで、1家庭が必要な電力1週間分以上、どこかで誰かが発電するか買わなければいけないわけです。さらにそれがブロックチェーン上で取引されれば、またその数倍。
みんなで節電しなければ停電になるところだった!気候変動で夏暑すぎる!という国で、こうした事情のディスカッションはなしに、他の国との競争に負けてはいられないから、と推進するのはどうなんでしょうか。
ちなみに、少し前まで米国で毎日NFT、NFTと騒いでいたベンチャー系メディアは、最近めっきり静かになりました。
(※「Eth2になればもっとグリーンになるから大丈夫!」という意見が必ず出ますが、「The Merge」がそんなに簡単なら、2015年→2019年→2020年→2023年と遅れないかと)