[東京 29日 ロイター] - 神田真人財務官は29日、アンディ・ボーコル米財務次官との日米財務官協議後、為替に関し「日米の通貨当局間で緊密な意思疎通を図っていくことを確認した」と述べた。省内で記者団に語った。

神田財務官によると、両氏は為替を含む金融市場動向について議論した。主要7カ国(G7)や20カ国・地域(G20)での為替に関する合意を維持していくことも併せて確認した。

神田財務官は協議後、記者団に対し「過度な変動や無秩序な動きは経済や金融の安定に悪影響与えうる」とし、足元の円安も含め、緊張感を持って市場動向を注視する考えを強調した。

日米財務官協議では、対ロシア金融制裁を巡って「厳しい結果をもたらすためにG7首脳が合意した内容を実施するため、緊密に連携していく」ことでも合意した。