[23日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は23日、連邦準備理事会(FRB)が同じ政策決定会合で利上げとバランスシート縮小開始を同時に行うことは可能という認識を示した。

記者団との電話会議で「現在の状況とパウエル議長がすでに行ったバランスシートのプロセスに関するコミュニケーションを考えると、それが不安定要素になるという懸念はないし、インフレが非常に高まっていることを認識しなければならない」と指摘。「インフレを抑制するために双方の政策手段を使って、できることをしなければならない」と語った。

また、今年前半の利上げを前倒しするのが望ましく、複数回の0.5%ポイント利上げも視野に入れていると強調。「利上げに着手することが重要だ。すぐにでも利上げしたほうが年後半の出来事に対してより態勢を整えられる」とした。