[マニラ 22日 ロイター] - フィリピンのドゥテルテ大統領の政党PDPラバンは22日、5月9日投開票の大統領選で最有力候補とされるフェルディナンド・マルコス氏を支持すると発表した。マルコス氏は、各種世論調査で支持率が他の候補を引き離しており、当選に向けさらなる追い風となる可能性がある。

マルコス氏は、独裁政権を敷いた故マルコス元大統領の長男で、圧倒的な知名度を誇る。ドゥテルテ大統領の長女で、副大統領候補のサラ・ドゥテルテ氏(ダバオ市長)と連携して選挙戦に臨んでいる。

PDPラバンは今回、大統領候補を立てていない。ドゥテルテ大統領が個人的にどの候補を支持するのかは、まだ明らかになっていない。

PDPラバンは「(マルコス氏が掲げる公約が)ドゥテルテ大統領が進める開発計画と最も合致する」と、支持を決めた理由を説明した。