2022/3/22

【3Dプリンター】ついに日本で、建築物が「印刷」された

大酒 丈典

NewsPicks スタートアップ

3月、日本で初めて実用建築物が「印刷」された。

建築基準法の定める基準を満たし、建築許可を取得した初めての3Dプリンター建築物だ。人が住む家としても使えるスペックだが、今回の物件は倉庫として使う。

印刷を手掛けたポリウス（Polyuse）の岩本卓也CEOは「今年7月には道路も印刷する」と話す。印刷しまくるこの男に、その仕組みからビジネスモデルまで語ってもらった。

INDEX

• 厳しい「建築基準」をクリア
• 「3つの技術」を組み合わせる
• 鉄道ののり面、道路もプリント
• ビジネスモデルは、紙と同じ
• 20年で「100万人消失」
• 歯が立たなかった天才と再会

コメント

注目のコメント

• 大酒 丈典

  NewsPicks 副編集長

  ・2022年03月22日

  建築物を印刷している動画は見ものです。プリンターのノズルから出てくるのはインクではなくモルタル。時代の変化を感じます。
  
  完成したばかりの物件の内覧の動画も面白いです。建物内部はまだ壁紙が貼られていない、印刷の凸凹むき出しの状態です。プリントされた質感がよく分かります。
• 江頭 浩

  Ｃ＋Ｅ建築設計事務所 代表

  ・2022年03月22日

  https://newspicks.com/news/6698918/
  上記記事でコメントしています。
  この記事では書かれていませんが、構造は「鉄骨造」。
  出力した部材が、構造を主に担っているわけではないと思います。
  コンクリート系では、鉄筋等を定着させないと引張り力を負担できません。
  いずれにしても、確認済証が交付されたというのはすごいことだと思うので、今後の展開に期待します。
  
  ”3Dプリンター利用で、確認済証の交付を受けた建築とのこと。
  ただし「鉄骨造」。
  ということは、構造的には鉄骨が負担していて、工場生産されたプリントアウト製品を「外壁材」として使用しているということかな？
  セメント板などの代替品との位置づけでしょうか。
  以前、普及するなら現場で3Dプリンターで打設するのではなく、パーツを工場で作っての利用かなぁ、とコメントしたことがあるのですが（記事見つからず…）その流れかなぁ。
  ～中略～
  まだ、実証実験の段階でしょうから、今後の評価を楽しみにしています。”
• 佐藤 元則

  NCB Lab. 代表

  ・2022年03月22日

  地形が複雑な場所、傾斜面や凹凸面に3Dプリンターは威力を発揮するでしょう。現場でプリントできればいい。ロボットと3Dプリンターのどちらが最終的に労働力不足をカバーできるのでしょうか。