いくら「語学力」を上げてもあなたの英語が伝わらない理由
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「Does this answer your question?」という言い回しは、まさしく昨日もUKとのミーティングで使い、かなり頻繁に使っています。
ビジネス英語が日常会話より簡単かは別として、ある程度の型があるので、どういう場面でどの型を使えば良いかが把握できると、確実に楽になるのは事実です。
さらに、いかに丁寧に効果的に伝えるかに加えて、相手の心に入り込めるかが大切。優秀な営業の方が、いかにお客様の心に入り込めるかと同じで、ビジネス英語も相手の性格により、いかに共感できる雑談を増やして、お互いを知るところからスタートすることが大事です。
日本では、ビジネスの話だけで終わりがちですが、海外の場合、「how was your weekend?(週末どうでしたか?)」など、週明けのミーティングでは、最初に聞いたりして会話を弾ませるのは、よくあります。今まさにビジネス英語を学んでいる方々、応援しています。これからのグローバル化には、大切な要素です。単に「語学力」を上げるだけではビジネス英会話は話せない── 今回はオンライン英会話スクール・ビズメイツの伊藤日加さんに「ビジネスに効果的な英語」についてお聞きしました。
詳しくは本文をご覧いただければと思いますが、私自身もこの話には心当たりがあります。仕事や勉強で専門的な英語を使う時、日本語で前提知識を持っていたり、どうコミュニケーションとれば効果的かを事前に他の人に聞いていたりしたときは、そうでない時に比べて幾分話がしやすい。
英語が話せるに越したことはないのですが、「何を」「どうやって」伝えるかにきちんと主眼を置かなくてはな、と思いました。Englishでのコミュニケーションについて、米国での経験を経て、感じる大事なことは、「愛情と尊敬の念を持って、相手を見つめ、正直に話す。」ということです。どう英語を話すかということよりも、大事だと思います。
Businessの場で、Englishでコミュニケートしながら、一緒に人生を共にしたいかどうかを大事にします。相手の人格や思想が自分に合うかを感じ取ります。それは、相手も同じことだと思うのです。だから、自分の人間性を高め、機会をもらった相手には、愛情と尊敬の気持ちを持って、素直に聞き、正直に話す。
本記事には、イベントで会った初対面の人への自己紹介に、So, how are you enjoying the event? と付け加える例が書かれていました。それはきっと、自分のことでなく、相手への思いやりがあるからだと思うのです。他の例で、Excellent! That’s a great idea! But I think…がありました。ただ、これは、but以下の自己主張のために、飾りとして言うのであれば、かえって嫌味だと取られかねません。質問を受けた際に、”That’s an excellent question.” とは言わないようにしています。ボクが、相手の質問の質を、excellentと評価するような立場ではないからです。condescending (上から目線)の心から生まれた表現は、いくら英語が上手くても、反って、Businessを阻害します。
”Does that make sense to you?”と相手に訊く場合も、同様に、自分の説明が相手に伝わっているかどうか、相手の気持ちを大事にして訊きます。”Do you understand?”というような相手の能力を疑っているかのような表現はしません。
「愛情と尊敬の念を持って、相手を見つめ、正直に話す。」というのは、どの言語で会話する際にも重要だと思いますが、英語のように、語学のスキルにハンディがある場合には、特に重要だと感じます。