[東京 17日 ロイター] - 岸田文雄首相は17日の参院予算委員会で、16日に福島県沖で発生した地震に関して、原子力発電プラントには異常がないと述べた。

首相は、地震発生後1週間、特に2-3日後には、規模の大きな地震が発生する可能性があるため、政府として緊張感を持つとした。

昨夜の地震発生直後には、早急な被害状況の把握と、人命第一での被災者救命救助の応急対応、国民に対する適時適格な情報提供を指示し、官邸の危機管理センターに対策室を設置したと説明した。

被害状況については、午前8時現在、災害との関連を調べている死者は4人、負傷者は97人との報告を受けている、とした。