[16日 ロイター] - 米上院の銀行委員会は16日、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の再任を承認した。また、ブレイナード理事の副議長起用とフィリップ・ジェファーソン氏の理事起用も承認した。

承認された3人の人事案は上院本会議に送られ、採択される見通し。

一方、リサ・クック氏の理事指名人事については、賛成票と反対票が同数となり、暗礁に乗り上げた。同氏はミシガン州立大学の経済学教授で、承認されればFRB初の黒人女性理事となる。

賛否同数の場合、人事案は廃案にならないが、民主党と共和党が同数の上院では審理が複雑化し、遅延する可能性もある。

FRB人事を巡っては、サラ・ラスキン元理事が共和党の反対で副議長(金融規制担当)への指名を辞退した。