[ワシントン 11日 ロイター] - ロシアによるウクライナ侵攻が激しさを増す中、半導体製造用ガス「ネオン」を生産するウクライナの主要メーカー2社が操業を停止した。2社でネオンの世界の供給量の約半分を占める。
ウクライナ企業のインガス(Ingas)とクライオイン(Cryoin)は、半導体製造に使われるレーザー光の生成に必要なネオンの世界供給の45─54%を生産している。
[ワシントン 11日 ロイター] - ロシアによるウクライナ侵攻が激しさを増す中、半導体製造用ガス「ネオン」を生産するウクライナの主要メーカー2社が操業を停止した。2社でネオンの世界の供給量の約半分を占める。
ウクライナ企業のインガス(Ingas)とクライオイン(Cryoin)は、半導体製造に使われるレーザー光の生成に必要なネオンの世界供給の45─54%を生産している。
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半導体生産には当面さほど影響ないでしょう。レアメタルショックと同じで、供給が制約されれば、大抵は代替物か使用量削減の技術が進展します。2014年のクリミア危機時にもNeガスが入手困難となり、当時価格は600%に高騰しました。 この供給危機を受けてレーザー光源のメーカーは、Neガスの消費量を削減する技術とNeガスを再利用する技術の開発を進めました。また大手ガスメーカーLinde社がネオンガスの増産投資を行いました。現在半導体の露光装置に使うエキシマレーザーは、Cymer社と日本のギガフォトンの2社による寡占です。今回、ギガフォトンは、ウクライナからのネオン調達は数%でほとんど影響ないそうです。韓国のポスコもネオンガスをリサイクルする技術を開発したと発表してます。
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/12407/
世界の約半分とは驚き。
恐らく半導体メーカー各社は、リスク回避のために分散調達をしていて、ネオンの調達をウクライナの2社だけに頼るということはないでしょうが、色々なものの長納期化や値上がりに拍車をかけそうです。
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