[10日 ロイター] - 米財務省が10日に発表した2月の財政収支は2170億ドルの赤字となり、赤字額は前年同月から30%減少した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)からの景気回復を背景に歳入が増える一方、歳出が減少した。

2月の歳入は17%増の2900億ドル。個人の源泉徴収税や法人税が大幅に増加したほか、旅行や貿易の回復を受けて空港での消費税や関税も増加した。

一方、歳出は失業給付の減少などにより9%減の5060億ドルとなった。

2022会計年度(21年10月1日から)の累計では4760億ドルの赤字。赤字額は過去最高だった前年同期(1兆0470億ドル)から55%減少した。累計の歳入は26%増の1兆8070億ドル、歳出は8%減の2兆2820億ドル。