[8日 ロイター] - 米国務省のシニアアドバイザー、アモス・ホッホシュタイン氏は8日、米国と他の国々は必要であればさらなる備蓄石油の放出を検討すると述べた。

エネルギー業界の会合「CERAWeek」で語った。

バイデン政権は引き続き、ロシアのウクライナ侵攻に対する制裁で急騰している燃料コストの引き下げを目指しているが、ロシアの原油輸出分の埋め合わせは簡単ではないとの見方を示した。

米国は他の国際エネルギー機関(IEA)メンバーと共に、合計6000万バレルの備蓄石油放出で合意した。

ホッホシュタイン氏は「もし同盟国と世界規模で再び何かをする必要があれば、そうするだろう」と述べた。

また、世界の消費者に悪影響が出るため、ホワイトハウスが当初、ロシア産石油・ガス輸出への直接制裁を望んでいなかったと指摘。しかし、ロシア産エネルギーの買い手の多くは「ウクライナで起きていることに対する欧州の憤りから」購入を避けて自己制裁を行っているとも述べた。