銀行とフィンテック、金融データ連携足踏み
日本経済新聞
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FinTech企業と金融機関のAPI接続に関して、金融機関側が高額のAPI接続料を課すことについて批判めいた論調が一部あることについて、以前より少し違和感を感じていました。
顧客との長年にわたる取引関係や信頼に基づいて集積した情報やそのデータベース等は金融機関の戦略資産であり、それをAPIを通じて外部企業に使用させるのであれば、API開発やその他コストに加え、相応の利潤を上乗せした課金体系は当然のように考えるためです。
ただ、本記事に紹介されているような前向きな取り組みが進んでいることに示されるように、短期的には両方にとって事業性が見出せないことでも、中長期的に共存できるエコシステムを構築することで新たな視点の事業性を見出す止揚は不可能ではないと信じています。関西の大手地銀の場合、参照系と言われるデータを見る取引でも1回あたり20~30円を設定しているという。欧州が無償開放を基本としており「世界中でも有料は珍しい」(フィンテック関係者)