自転車で死亡事故、「ウーバー配達員」の有罪判決から読み解く“教訓”
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ギグワーカーになる状況にある人は、全部がそうなわけではありませんが、おそらくもっと条件のいい職が得られないためにやっているわけで、経済的・時間的に恵まれてはいません。そうした中で、「ボロボロの自転車に乗っている方が当然悪い」と簡単に言うのは想像力に欠けると思います。
例えばタクシーの車両でしたら属する企業が整備を支援するところ、自転車に乗る人が個人事業者として契約するアマゾンやウーバーはそうした責任を負わず、無理のあるノルマやインセンティブを課します。そして例えばマンションなどでセキュリティがしっかりしている場所に配達したりして、配達員のせいではないのに〜号室のドアにたどり着くのに時間がかかっても、ペナルティになったりレビューに影響するので常に焦って運転することになります。
当然、どんな交通手段でも不注意な運転が許されるわけではありません。ですが、他の人が届けてもらって便利な思いをしている間に、そのために低賃金で働いている人の立場は、欧州諸国が法案を出しているように守るべきかと思います。東京地裁は今月18日、昨年4月、都内板橋区の路上で、横断歩道を渡っていた男性をはねて死亡させた男性配達員に対し、業務上過失致死罪で禁錮1年6カ月、執行猶予3年の判決を言い渡しています。
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・自転車で死亡事故、ウーバー配達員に有罪判決 東京地裁
(朝日新聞デジタル・2022年02月18日)