お飾り社外取締役、もう許されず 不正の監督責任厳しく
日本経済新聞
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注目のコメント
報酬水準は最低年間1,000万円/年がないとちゃんと機能してかつ良い独立社外取締役人材は確保できないと思います。
理由としては:
・執行に携わらず断片的な情報で経営の本質に辿り着くためには、相当の専門性や経験が必要です(経営の難易度はもちろん会社のフェーズや事業の複雑性にもよります)。
・戦略コンサルのパートナーのチャージレートや大企業経営幹部の報酬水準からして、そのような高度経営人材を確保するためには”時給”5-10万円程度が必要でしょう。
・独立社外取締役の報酬を上記の”時給”で割り返すと、報酬水準1000万円なら年間100−200時間程度(= 月6-12時間)のコミットメント、マザーズでよくある報酬水準 400万円なら年間40-80時間(= 月3-7時間)のコミットメントです。
・最近は取締役会の他にいくつかの委員会を設置して独立社外取締役に就任を依頼するケースが多いので、月に10時間前後のコミットメントは必要なんじゃないかと思います。弊社も昨年から社外取締役をふくむ女性役員紹介のサービス「Warisエグゼクティブ」を開始。下半期は上半期の1.7倍の案件をいただくなど、想像以上の反響です。女性側も1年で400名近い方からご登録がありました。経験と意欲のある女性は潜在的に非常に多い。あとは企業側とどう結びつけるかだと日々感じています。
社外取締役は難しいです。。会社としても自社の課題感や理解できる素晴らしい候補者を懸命に探しまくる訳です。さらには多様性の観点、カルチャー、思考力など、相当に厳しい戦いです。