[18日 ロイター] - 米大リーグ(MLB)は18日、球団オーナーと選手会が新たな労使協定(CBA)でいまだに合意できないことを受け、今季の春季キャンプ開始を少なくとも3月5日まで延期すると発表した。

MLBは昨年12月2日からロックアウトに入り、プレーオフの拡大や贅沢税などにおいて、球団オーナーと選手会の間で合意できない状況が続いている。労使交渉の難航による活動停止は1994─95年のストライキ以来で、当時はシーズン早期終了や開幕遅延、観客動員数の激減などの影響が出た。

MLBは春季キャンプを延期せざるを得なかったと述べたが、選手会はこれを批判。「これは間違いだ。春季キャンプの開始を延期する必要はないし、そもそもリーグ側はロックアウトを実施する必要もなかった」と主張している。

両者は21日から対面での交渉を再会する。