コロナ 抗体持つ人は各地で約95% 免疫が十分かは不明 厚労省
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自己免疫疾患(関節リウマチなど)があり免疫抑制剤を使用している患者はワクチン接種による抗体産生が落ちていることが知られています。このようにたとえきちんとワクチン接種していても、何の既往疾患のない人に比べて免疫がついていない方がいることを頭に入れておくことは重要でしょう。高齢者の方しかり。
参考)
Subesinghe S, Bechman K, Rutherford AI, Goldblatt D, Galloway JB. A Systematic Review and Metaanalysis of Antirheumatic Drugs and Vaccine Immunogenicity in Rheumatoid Arthritis. J Rheumatol. 2018 Jun;45(6):733-744. doi: 10.3899/jrheum.170710. Epub 2018 Mar 15. PMID: 29545454.
注目のコメント
ワクチンを打ったりコロナに感染したりすると、コロナウイルスに対する抗体の数値が上昇します。これは血液検査を行うことでわかります。一方で、「どのくらい抗体の数値が上昇していれば感染しにくいか」は未だ不明な点が多く、実際に抗体価が高くても感染する人もいれば、抗体価が低い人が濃厚接触者になっても感染しない場合もあります。
抗体の数値が高いグループと低いグループを比較してその後の感染の有無を調べるといった疫学調査が有効な可能性もあります。それでも流行している変異株の種類や感染者との接触状況など様々なバイアスがあり、一元的な解釈は難しいのですが、今回のような疫学調査とセットで行えば価値があると思います。自分は元々、風邪をひきにくい体質だと思います。一方ですぐ風邪を引く人もいます。結局は体質によって様々なのかなと考えています。とは言え、あくまでも個人的な見解にすぎず、科学的に証明された話しではありませんが。
今回のコロナ禍で理解できたのは、科学がカバーしている範囲の狭さと、科学で証明する事の難しさです。
医者や医学博士は何でも知っていると思っていましたが間違いでした。普通に考えればそれは当然の話を錯覚してました。
そりゃ、不明でしょう。新型コロナウイルスに感染したことを示す抗体があった人の割合は、東京都で2.80%、大阪府で3.78%、宮城県で1.18%、愛知県で1.58%、福岡県が1.45%だったとのこと。
ワクチン接種でも感染でも得られる別の抗体があった人の割合は、東京都で96.9%、大阪府で94.6%、宮城県で97.2%、愛知県で95.8%、福岡県で96.9%と高くなっていました。
感染や重症化を防ぐのに必要な抗体の量は判明しておらず、免疫が十分に誘導されているかは分からないそうです。