[東京 16日 ロイター] - 日銀が16日公表した業態別の日銀当座預金残高(1月)によると、都市銀行の当座預金残高(1月16日─2月15日の平均残高)182兆4640億円のうち、マイナス金利適用残高は速報ベースでゼロだった。

12月積み期の都市銀行のマイナス金利適用残高は2730億円。三菱UFJ銀行が日銀に預けている当座預金の一部に初めてマイナス金利が適用されていた。

日銀の当座預金は、プラス0.1%が付く「基礎残高」、金利ゼロ%の「マクロ加算残高」、マイナス0.1%の金利が付く「政策金利残高」の3階層に区分されている。基礎残高とマクロ加算残高の合計を超える金額が政策金利残高として扱われ、マイナス金利が適用される仕組みとなっている。

(杉山健太郎)